催し物

特別展 伊達政宗展 〜生誕四五〇年を記念して

 仙台藩祖伊達政宗が、永禄十年(一五六七)に米沢城(山形県)で生まれてから今年で四五〇年になります。父は伊達氏十六世輝宗、母は最上氏義姫。幼名を梵天丸といい、幼少の頃、疱瘡(天然痘)を患い、隻眼となりました。十八歳で伊達家十七世を嗣ぎ、若くして南奥羽の覇者となりますが、時代の趨勢により豊臣秀吉・徳川家康に臣従し、外様大名としてその生涯を終えます。
 現在でも、人気の戦国武将として様々な媒体に登場する政宗ですが、皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか。伊達家の菩提寺として、慶長十四年に政宗によって建立された瑞巌寺には、供養のために制作された等身大の甲冑像や肖像画が残されています。また、後世政宗の個性的な人物像やエピソードをもとに生み出された絵画・版画・彫刻・書跡などの作品も多く存在します。
 今回はそれら政宗に関する資料を集め、様々な姿を展観してみたいと思います。勇猛な武将としての姿ばかりでなく、和歌や漢詩・能・茶道等にその才能を発揮し、能書家で筆まめな性格であるなど、興味深い側面をご覧いただけると存じます。
 また、政宗が心血を注いで建設した本堂内部を彩る障壁画群の原本もあわせて展示いたします。三九五年前に描かれた絵は色褪せてなお、精緻な技法を今に伝えています。
 尚、所有者様のご厚意により、一昨年新たに見つかった伊達政宗筆と考えられる絵画、「梅に小禽図」を出陳して頂きました。現在、政宗の描いた絵画としては唯一資料です。この機会に是非ご覧ください

 

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