催し物

企画展 風景画展 〜山水画を中心として 平成29年9月27日まで

 墨跡とは「墨書した筆跡」を意味し、日本では主として禅僧の筆跡を指します。その内容は、仏祖の名を記した名号、神々の名を記した神号、仏法の道理を示した法語、仏の教えを五言・七言の韻文体で表した偈頌、師が弟子に対し、修行を終えた証明として与えた印可状、臨終を前に辞世の句として書き残した遺偈、禅に到達する言葉であり、禅の発信する言葉でもある禅語、禅院に掲げる額に書かれた額字、禅の悟りを象徴的に表した円相、ある一字に対して賛を誌した字賛、肖像画や絵画に賛を誌した画賛など、多岐にわたります。
 墨跡は、筆者自身の修行の果てに到達した禅機によって書かれており、一般に書の巧拙を問題としません。書法にとらわれず、各人が自在に自己の人間性を表現した個性豊かな書風が尊ばれています。揮毫した人物によって千差万別な姿を見せるのが墨跡の魅力の一つです。
 本展覧会では、瑞巌寺住職による資料を中心とした、近現代の禅僧の墨跡を展示致します。坐禅修行の結果に得た力量が遺憾なく発揮された作品に触れ、禅の一端に関心をもっていただければ幸甚です。

慧能禅師之偈 雲居希膺筆/臥輪禅師之偈 雲居希膺筆慧能禅師之偈 雲居希膺筆/臥輪禅師之偈 雲居希膺筆

 

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